要約
① motionについていくdefenderがいるため、普通はman-coverageである
② この試合、今までsingle-highを81%の確率で使っており、今回も2-high→single-highへのdisguiseであると思われた。
③ Jaguarsの前々driveの3rd down、前driveの3rd downのplaycall tendencyからmeshなどのman beaterが予想される。
④ motionに対してあたかもman-coverageであるかのような見せ方をしておいて、実はzone-coverを敷いていた。
⑤ press setからman-to-manする動きとうしろにzone-offする動きのinitially departureが同じになる。
⑥ CBは、shallow crossが自分の担当であるflat-zoneに入ってくるのをただ待ち構えていれば良いだけに
⑦ inteception
まずは動画からご覧に入れたい。
— まにまに (@dal_kc_manimani) 2023年1月15日
Pre-snap look (motionへのadjustから)
2022, Wild-Card, Los Angeles at Jacksonville, 2:14 remaining in the 1st quarter, 3rd-&-5
Jaguarsは3x1 formataionを敷いている。
それに対し、Chargersは、ここから2-highにもsingle-highにもなれるlookである。
ここで、JaguarsはWR Kirk (No.13)をmotionさせる。
それに対し、CB Davis (No.43)がついていく。
このことは、Chargersがman-coverageを敷いていることをindicateしている。
motion後の両teamの隊形を確認し、次の画角に移る。
motion後、Jaguarsは2x2 formation、Chargersは2-high lookである。
・この試合で今まで、Chargers defenseは81%の確率でsingle-highを採用している
・motionに対してdefenderがついてきた
ことより、最も考えられるcoverageは上図のようなCover-1 Ratである。
さて、Jaguarsのcallは上図のようなMESH concept である。
※ meshとは...
man-coverage beater。
左右のreceiverを交差させることで、それぞれをman-coverするdefender同士をぶつけさせるconcept、いわゆるpick play。
前々driveの3rd-&-10 ... MESH
前driveの3rd-&-9 ... TB SCREEN w/ shallow cross
であったことより、今回もmeshであることは、Chargers HC Brandon Staleyは予想できたのだろう。
そのため、実際のChargersのcoverageは上図のようなCover-2であった。
組み合わせると、上図のようになり、zone-coverageに対してWR Engram (No.17)のshallow crossはopenになりそうにない。
空くとすれば、WR Z.Jones (No.7)のcorner-routeであろう。
Post-snapでのQBからの見え方
snaap直後、Lawrenceは左sideを見た。
2人のreceiversはman-coverされているようにも見える。
次に右sideを見た。
こちらも、2人のreceiversがman-coverされているように見える。
実際は上図のようなzone-coverであるのに、Lawrenceの目にはman-coverであるように見えたのは、
・pre-snapでのmotionに、defenderがついてきた
・目の前のreceiverに対してCBsがpress setしていたことにより、うしろにzone-offする動きとreceiverをman-coverする動きのinitially departureが同じ
man-coverageであると勘違いしたLawrenceは、再び目線を左に移し、Engramを見る。
すると、Engramがopenになっているように見えた。
man-coverageであると勘違いしているLawrenceは、Engramがopenになっている理由を、pick playが成功したとみなし、
何の疑いも抱かず、彼に投げた。
しかし、Chargers defenseのcovergeは、前述の通りCover-2である。
Engramの行く先には当然flat-zoneをcoverするCBが待ち構えているわけで、
interceptされてしまった。
— まにまに (@dal_kc_manimani) 2023年1月15日