Box numberは関係ない。
leverageとalignmentで判断する
Chiefsの特徴的なRPOでは、pre-snap時点でoptionの決定がなされていることが多い。
全く同じlookから繰り出される、相手のcoverageに合わせた4通りの攻め方を4回に分けて紹介する。
以前の記事の続きですので、未読の方は先にどうぞ↓
manimani-football.hatenablog.com
pre-snap read
今回も例によってempty formationからRBをmotionをさせる。
今回はdefenderがついてきているため、man coverageであると予想される。
RBがQB横にsetしたことにより、このdefenderのRBヘのman coverは解除された。
今、Mahomesは視線を左に移し、Billsのcoverageを確認している。
この段階では、DBが3人ともそれぞれのresponsible receiverではなくQBの方を向き、disguiseしているため、
完全なman coverageであると確信することはできない。
以降、snap call中のMahomesの視線に注目されたい。
正面を向いている。
ほんの一瞬左を見ているのがわかる。
snap時には正面に戻っている。
このわずかな時間のチラ見で
DBがそれぞれのresponsible receiverしか見ていないことを確認。
Mahomesはman coverageであると確信した。
この場合の攻め方とは?
今回のRPOもdragonと呼ばれるconceptである。
chiefsはBox countではなくdefenderのleverageによってoptionしていることは前回述べた通りである。
(Box内の人数は6対6であるため、runをするに足りていると考えるのが普通である)
Edmundsのalignmentは、30(Gの外肩上: |)である。
使い分け①に比べて内寄りなsetであるため、今回はHillのslantは空きそうにない。
一方で、EdmundsはKelceのresponsibilityを今回は持っていない。
先のチラ見によってman coverageであることがわかっており、
#3 receiverであるKelceを唯一man coverするsafetyが12 yardsも離れていることから、
Kelceのflat routeがopenになると予想される。
実際、
Edmundsはrunに関与しており、Kelceをman coverするsafetyもflatに対応できていない。
Mahomesがsnap後すぐに投げたことで、Kelceがopenになった。
— まにまに (@dal_kc_manimani) 2021年2月6日
↓参考