Box numberは関係ない。
leverageとalignmentで判断する
Chiefsの特徴的なRPOでは、pre-snap時点でoptionの決定がなされていることが多い。
全く同じlookから繰り出される、相手のcoverageに合わせた4通りの攻め方を4回に分けて紹介する。
以前の記事の続きですので、未読の方は先にどうぞ↓
manimani-football.hatenablog.com
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Cadenceでcoverageを把握
Chiefsは、今回はempty formationではなく、11 personnelの3x1 setである。
ここで、Mahomesがcadence(相手のcoverageを確認するためにsnap callだけをする)をする。
今回は、motionではなく、cadenceによってBillsのcoverageを把握しようというわけである。
以降、linebacker #21 Jordan Poyer(○)の動きに注目されたい。
cadenceに騙されたPoyerが数歩前に進んだことがわかる。
これは、彼がBlitzに入ろうとしていることの表れである。
LBのleverageによるoption決定
今、centerの#62 Austin ReiterがEdmunds(○)を指差し、
Edmundsが本来いるべき右のB-gap(|)におらず、左の20iにlined upしていることをteam mateに共有している。
PoyerをBlitzに入れるため、Billsはその抜けたcoverageの穴を埋めるべくalignmentしている。
もちろん、Blitzを入れる側が3-men sideであることも関係している。
ところで、runは、CとRGがnoseに対してdouble teamを組むdesignとなっている。
double teamでnoseを押すことで、左の20iにlined upしているEdmundsはB-gapへのrunに関与することが難しくなる。
そのため、Mahomesはpre-snapの時点でoptionを決定し、RBにhand offすることに決めた。
この決定は、Box numberではなく、LBのleverage、alignmentによるものである。
実際に見てみる。
EdmundsはCとRGによるdouble teamによって、RBへのpursuit courseを邪魔されている。
— まにまに (@dal_kc_manimani) 2021年2月6日
↓参考