Chiefsの切り札はRPO(Run Pass Option)！
wheel/slide RPO
Chiefsは12 personnel(=1RB, 2TEs, 2WRs)からよくwheel/slide RPOを使用する。
このPlayは、back sideのDEを浮かせて、彼の動きを見てreadする、といういわゆるzone read conceptである。
DEがRBに向かってくるようであれば、Mahomesはballをkeepし、TEのwheel routeか、逆のTEのslide routeに投げる。
wheel routeはpre-snapの時点で開くかどうかある程度判断できるそうだ。
wheelのresponsibleを持つdefenderがBoxの大きく外にセットしていたり、後めにセットしていると、wheelが開く可能性は低いので、逆TEのslide routeか、どこも空いてなければMahomes自身が走る。
前回の両チームの対戦、Week 12でもChiefsはこのconceptを使っていた。
しかし、12 personnelではなく、11 personnel(=1RB, 1TEs, 3WRs)で使用していた。
先程の12 personnelでTEがwheelを走っていた代わりに、逆からmotionしてきたTyreek Hillがwheelを走る。
リーグ１足が速いHillをスピードにのせた状態でreadするRPOか、、、おそろしい。
Buccaneersはpress coverageを敷いており、Hillのmotionに誰も反応しなかった。
MahomesはすかさずHillに投げ、大きくgainした。
ちなみに、wheel/flat RPOは、ChiefsがTexansにやられたplayであるという。
ChiefsのHC Andy Reidは勉強家として知られており、off seasonのstudyで盗み、翌年にTexansにこのplayで仕返しをしたとか。
↓12 personnelからのwheel/slide RPO
I really liked this TE Slide-Wheel RPO out of 12 personnel that the #Chiefs utilized more and more as the season went on. Fun way to combine Zone Read with essentially a Naked. pic.twitter.com/ULLBpDF42o
— Nate Tice (@Nate_Tice) 2020年8月6日
↓11 personnelからのwheel/slide RPO
Chiefs keep utilizing the Slide-Wheel RPO, this one vs. the Panthers was out of 11 personnel and Mahomes makes a great throw as Kelce pops open on the Wheel pic.twitter.com/kFkiOgz7FK
— Nate Tice (@Nate_Tice) 2020年11月12日
特殊なRPO
一般にdefense側は、RBがsetしている位置によって、ある程度RunやRPOの方向を推測することができる。
例えば、RBがQBの左にsetしている場合、RunであればQBの前を横切って右側に走り、その裏のplayであるRPOは左側のdefensive playerでreadされることが多い。
しかし、Chiefsのsplit zone(back-sideのDEをplay-sideにpullさせてblockするinside zone run)は、RBがsetしているのと同じ側に打つことが多い。
この特殊なsplit zoneは、defenseがrunに対する的を絞りづらくするだけでなく、その裏のplayであるRPOの守備にも揺さぶりをかける。
RPOは、RBがQBの前を横切る動きに対し、underneathのplayerがどれだけ引きつけられているかをreadするため、RBがsetしている左側にRPOをすることが多い。
しかし、先に述べたとおり、Chiefsのsplit zoneはRBはhand-offを受けたあと左に向きを変えるため、RPOのreadは右側ですることになる。
Week 6でBillsは、この特殊なRPOに対応できていなかった。
readのkeyであるsecond-level defenderが自分がreadされているとも知らず、激しくrushしてきたため、X receiverのglance routeがopenになった。
Mahomesは正しい判断をし、downを更新した。
What film and analytics reveal about BUF and KC
— Ted Nguyen (@FB_FilmAnalysis) 2021年1月23日
BUF was resigned to letting KC have the ground game and they gashed them with this tendency breaking run with the zone going to the same side the back is aligned to.@SheilKapadia and I broke it all down
🔗https://t.co/vyM9UPV6pn pic.twitter.com/TYjQofXEIy
この記事は、The Athleticの記事を参考にしています。
