Sabanが生んだCover-7⓪　流行りのman-match coverageとは？

man-match coverageとは、ただのman coverageでもなく、ただのzone coverageでもない、それらを組み合わせたcoverageのsystemのことである。

優秀な選手が揃っているのであれば、man coverageを敷くに勝るものはないが、

そうでない場合、あるいは相手に優秀なreceiverがいる場合、純粋なman coverageは非常にriskyでもある。

そこで、今football界で流行っているのが、man-match coverageである。

Alabama大のDC Nick Sabanが作ったこのsystemは、man-to-manとzone の良いとこどりをしたものであり、

これが非常に優れていることは、直近3年のSuper Bowl覇者(Patriots, Chiefs, Buccaneers)がいずれもman-matchを多用するteamであることが証明している。

今回はman-match coverageの代表例であるCover-7が特集されている記事を見つけたため、回にわけて内容を共有する。

man-to-manがベースだが、相手のformationやtactics、route combinationに柔軟に対応すべく、zone coverageの考え方と融合させたものがman-match coverageである。

その代表例がCover-7であり、その本質はsplit-field coverageである。

Split field: fieldを左右に二分割して、それぞれを別々のcoverageで守るconcept

Leverage: lined upするdefensive backのreceiverに対する位置関係のこと

CB=Cornerback

M=Mac (middle linebacker)

*=Star (nickel: 5人目のdefensive back)

$=Money (dime: 6人目のdefensive back)

FS=Free Safety

SS=Strong Safety

※position名は全てSaban流である

ballから遠いeligible receiverから順に、1, 2, 3...とnumberをふる。

running backは、fast3, fast4としてcountすることは、この特集中に触れる。

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詰めフット